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Last Update 2010/07/21
Sorry! Japanese only.

シンクライアント方式CD・DVDサーバ FAQ
Q1 これまでのものとどうちがうのですか。
Q2 CD・DVDコンテンツ専用ということですか。
Q3 使い勝手はどう変わりますか。
Q4 どんなメリットがありますか。
Q5 クライアントは、いわゆるシンクライアント用端末を使用するのですか。
Q6 新規に導入する場合、これまで単体で使っていたCDやDVDがありますが、それらをこのサーバに入れて使う場合にライセンスについてはどうしたらいいのでしょう。
Q7 弱点は何ですか。
Q8 解決策はありますか。
Q9 基本的な仕組みについて教えてください。
Q10 Windowsサーバなんて難しくて手がだせません。
Q11 製品構成はどうなっていますか。サーバ機種は指定できますか。
Q12 アプリケーションの組み込みはどういう方法でやるのですか。
Q13 広域閲覧とはどういうものですか。
Q14 著作権上の問題はありませんか。
Q15 メニューはどうなりますか。
Q16 Server 2008への対応はどうなっていますか。
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Q1 これまでのものとどうちがうのですか。
A1 これまでのほとんどの閲覧システムが、クライアントにインストールされたアプリケーションが動作する「クライアントベース」であったのに対して、「レクサス シンクライアント方式CD・DVDサーバ」は、サーバにインストールされたアプリケーションをあたかもクライアントで動作しているかのごとく扱える新しい方式の閲覧システムです。これまでのクライアントベースシステムでは、アプリケーションを全てのクライアントにインストールする必用がありましたが、このシンクライアント方式ではサーバ1台にインストールするだけで済みますから大きなイノベーションといえるでしょう。
 
Q2 CD・DVDコンテンツ専用ということですか。
A2 本システムはCD・DVDコンテンツ(電子書籍という狭い範囲ではなくCD・DVDメディアをアクセス媒体とする広範なアプリケーション)に最適化して設計されていますが、必ずしもCD・DVDメディアに用途が限定されているというわけではありません。というのもCD・DVDコンテンツの場合、一般にCD(DVD)ドライブが要求されるので、これをシンクライアントでマルチユーザ使用するためはドライブを複数台分用意するという特殊な機能が必要となるからです。つまり一般のシンクライアントシステムとしての機能に加えて、CD(DVD)ドライブを要求するアプリケーションを使用するための機能が付加(増強)されているということです。したがってCD・DVDコンテンツに限らず、ファイルベースの一般のアプリケーションにご使用いただくことができます。ただしライセンス(使用許諾)についてはお客様にてご確認ください。
 
Q3 使い勝手はどう変わりますか。
A3 ユーザ(利用者)からみた使い勝手はこれまでと変わりません。
 
Q4 どんなメリットがありますか。
A4
  1. CD, DVDとあわせてオンラインデータベース(Webサービス)もこのサーバに一本化できますからクライアント管理から完全に解放されます(図書館内クラウドの実現)。インストール、入れ替えなどあらゆる管理はサーバだけで済みますから労力は大幅に軽減されます。ブラウザすらいらなくすることができます。
  2. これまでは各クライアントにインストールする必要があったため、必然的に検索端末が限定されてしまいましたが、本製品ではクライアントのインストールは不要なのでTS-CAL(ターミナルサービスクライアントアクセスライセンス)の範囲でどのクライアントからでも使用できます(格段に便利になります)。
  3. クライアントにはアプリケーション、データとも一切残らないので漏洩、持ち出しなどの心配はありません。
  4. インターネットもサーバ経由とすればウィルスなどのセキュリティ対策もサーバ1台で済みます。
  5. アプリケーションはサーバで動作するのでクライアントには機種、マシンスペックを問わず使用できます(Macや古い機種でもOK)。
  6. CD・DVDコンテンツ用に限定することなく、お客様独自のアプリケーションやデータの検索、閲覧にも活用できます。
  7. サーバマシンを増やしたくなければ既設のサーバにサブシステムとして組み込むことも可能(規模、使用頻度によって必ずしも専用サーバは不要)。
  8. 館内だけでなく外部からのアクセスが容易にできるので、拠点となる図書館に設備とコンテンツを集約すれば、重複投資を必要とせずに地域の別の図書館に同等の閲覧サービスを提供できる。
 
Q5 クライアントは、いわゆるシンクライアント用端末を使用するのですか。
A5 シンクライアント用端末が使用できますし、一般のPCが使用できます。ターミナルサービスが使用できるものであれば旧い機種や、MacなどなんでもOKです(キーボード、マウスと画面表示だけなので性能も気にせず使用できます)。
 
Q6 新規に導入する場合、これまで単体で使っていたCDやDVDがありますが、それらをこのサーバに入れて使う場合にライセンスについてはどうしたらいいのでしょう。
A6 例外を除いて、現物(メディア)を貸し出している状態のライセンスからスタートできます。ライセンス(使用許諾)はあくまで当事者間(お客様とライセンス許諾権者:販売元、出版社など)との同意事項です。したがって確認の意味ではお客様から販売元に打診していただくことになりますが、本製品は各クライアントにインストールが必要な従来型システムとはちがって、サーバ1台にインストールするだけで、かつ同時使用者数を「1人」とできるので、メディアを貸し出している状態のライセンスと同等であるとみることができます。したがって特にこのような使用を禁止する記述がある場合を除いて本システムの機能で同時使用者数を「1人」と制限することで、一般に貸し出しと同等のライセンスを受けているとみなすことができます。
  1. 本製品にインストールされたコンテンツは、コンテンツごとに
    1. どの端末からでも使用できるが、同時には一つの端末でのみ使用できる(誰かが使用中に使用しようとすると、その要求はブロックされて使用できない)
    2. どの端末からでも自由に、かつ多重に使用できる(同時使用の人数を設定できる)
    という設定ができますので、同時には一つの端末でのみ使用できる、という設定にしておけば、これまで単独で使用していた場合と同じ許諾条件になります(使用頻度によりますが多くの場合、この設定でも充分実用になります)。なお当然のことですが、すでにネットワークライセンスをお持ちの場合や複数購入されているコンテンツについてはその分だけ同時使用者数として設定できます。
  2. 前項(同時には一つの端末でのみ使用できる、という使い方)の場合、「複数のクライアントで使用するので単独での使用とは異なるライセンスが必用」という見解を提示される場合も想定されますが、その場合(許諾権者との条件交渉)でも、「本製品におけるクライアントの役割は単なる画面表示の端末」であって、あくまで「一人のユーザが端末を切り替えて使用している」とみなすことができますので、その点を踏まえて交渉されるのがよいでしょう。どうしても特定のクライアントでしか使用できない、という場合はそのクライアントのメニューだけに登録するようにすれば、他のクライアントからは使用できなくなります。
以上、本製品におけるライセンス問題について要点を列記しましたが、実務上は法律面での解釈云々よりも、許諾権者の同意が得られればよいことなので率直に相談されるのが良いでしょう。本製品は従来型の製品に比べても、正しくお使いいただくことで許諾権者の権利を侵害しないように、より多くの配慮が施された製品ですので安心してご使用いただけます。
 
Q7 弱点は何ですか。
A7 方式上DVD Videoなど高精細動画の再生には向きません。また全てのアプリケーションがサーバで動作しますので使い方によってはサーバの負荷が高くなり、レスポンスが悪くなることが考えられます。
 
Q8 解決策はありますか。
A8 あります。DVDの再生は、これまで通りクライアントのメディアプレーヤなどを使うハイブリッド方式にすればよいでしょう。加えて最近はクライアント側でデコードする機能を持ったシンクライアント端末が出てきましたので、これからもますます使い勝手がよくなるでしょう。またサーバの負荷の問題については、使い方にあわせてサーバのスペックを考慮することで解決できるでしょう(クライアントのスペックを選ばない分サーバに投資できます)。
 
Q9 基本的な仕組みについて教えてください。
A9 Windows Sever 2008のターミナルサービスをベースに独自の技術でマルチユーザ、マルチセッション環境が構築されていて、同じアプリケーションを複数同時に走らせることができます。
 
Q10 Windowsサーバなんて難しくて手がだせません。
A10 一般的な話では確かにその通りですが、本製品はWindowsサーバを特定業務向け専用システムに仕立て上げています(各種設定済みです)ので、接続して電源を入れるだけのターンキーで使用できます。ですからサーバであることをことさら意識する必要はなく、また特別な知識も必要なく使い慣れたクライアントの感覚で使用することができます。
 
Q11 製品構成はどうなっていますか。サーバ機種は指定できますか。
A11 標準パッケージはDell社のタワー型サーバ、17"a;ディスプレイ、キーボード、マウスで構成されています。サーバはプリインストール、プリセットされていてすぐ使い始めることができます。サーバは性能、ラックマウント、UPS、2重化電源などご要望にあわせたスペックでご提供できます。なお、お客様からサーバを支給していただくことでDell社以外の機種でご提供できます。その場合はサーバ機器を除いたライセンスフィーでご提供できますが、支給サーバをシンクライアント用に構築するための費用が若干かかります。
 
Q12 アプリケーションの組み込みはどういう方法でやるのですか。
A12 コンテンツマネージャという管理プログラムがあり、そのウィザードで組み込むことができます。また一括構築サービスも実施しております。コンテンツのディスク(CD・DVDメディア)をお借りして弊社で組み込んでお渡しするサービスです。お借りするのはバックアップ(コピー)でかまいません。弊社で組み込んで出荷した場合は、現地でクライアントを接続するだけでその日からお使いいただくことができます。
 
Q13 広域閲覧とはどういうものですか。
A13 遠隔閲覧とも呼びますが館内閲覧をそのまま遠隔地から操作できるもので、たとえば地域の別の図書館にインターネットVPNを使って驚くほど簡単に、しかも安価に閲覧サービスを提供できます。これもシンクライアント方式のおかげです。お手元のPCから簡単に接続できる体験用システムが設置されていますのでアクセスしてみてください。
 
Q14 著作権上の問題はありませんか。
A14 レクサス シンクライアント方式CD・DVDサーバを使用した広域閲覧は、形式的には著作権法23条(公衆送信権)の適用を受ける行為にあたりますが、著作権者の同意を得ることにより許諾を受けることができます。つまり同意内容(契約条件:同時使用者数など)に応じて使用条件を設定(制限)することができますので著作者の権利を守ることができます。また受信側はその場での閲覧のみが可能で印刷、フロッピーなどでの記録、持ち出しが一切できませんので、より許諾を受けやすい条件がそろっていると判断されます。なお著作権者の同意を得てクライアントごとに印刷可能に設定することもできます。特に地域の公共図書館のような施設間での閲覧(広域閲覧)は、概念的には1つの施設の中での送信とみることもできますので、同時使用者数の設定(必要に応じてライセンスの追加など)で同意を得られ易いと判断されます。
Q15 メニューはどうなりますか。
A15 図書館の場合ほとんどメニューが必須となりますので本格メニューシステムをご用意しています(標準搭載)。
Q16 Server 2008への対応はどうなっていますか。
A16 OKです。これまではアプリケーションの動作が充分検証されていないことを理由に2003を使用してきましたが、ほぼ同等の互換性が得られることがわかりましたので2010年受注分より2008で出荷いたします。これにともない購入仕様書などでの記述には「Windows 2008 Server」としていただくようにお願いいたします。