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Last Update 2006/05/15
Sorry! Japanese only.

ファイナルプロテクション FAQ
Q1 一般的なテープバックアップとの決定的な相違は何ですか。
Q2 スナップショットによるバックアップとの相違を教えてください。
Q3 性能と信頼性はどうですか。
Q4 具体的なメリットについて説明してください。
Q5 メリットは時間だけですか。
Q6 アーカイブユニットの使い道を教えてください。
Q7 デュアルアクセスコントローラというのは何ですか。
Q8 データの消失がビジネスに及ぼす影響というのはどの程度のものなのでしょうか。
Q9 D2Dモデルについて説明してください。
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Q1 一般的なテープバックアップとの決定的な相違は何ですか。
A1 ファイナルプロテクションは、D2D2T(Disk to Disk to Tape)というデータバックアップの新しいコンセプトに基づく代表的なソリューションの一つであり、ミラー化されているデータの一方を任意のタイミングで論理的、かつ物理的に切り離してバックアップとすることを基本にしています。また、これまで事実上テープのみだったバックアップを2ステージに分けて、より効率的,効果的なバックアップを行い、24時間,365日運転にも対応できる強力なデータプロテクションの実現を目指しています。
(1) 第一ステージ:
ソフトウェア、ハードウェアの技術的な問題(ソフトのバグやウィルスなどによるサイバー攻撃、および機器の故障など)により引き起こされるデータの破壊に備えるために、従来のテープメディアにかわって、高速,高信頼性のディスク装置に瞬時にバックアップをとることにより、バックアップ時間の大幅な短縮と、障害発生時のリストアを迅速化します。
(2) 第二ステージ:
前項の技術的問題に対処するためのバックアップとは別に、地震や洪水、津波などの自然災害からデータを守るためにこれもまたファイナルプロテクションの機能でディスクからさらにテープメディアなどにデータを移して、それを別の場所に保管します。
という2段階のバックアップにより、大切なデータを強力にプロテクションすることを目的としています。すでに理解していただけたであろうと想像しますが、第一ステージでのバックアップにおけるテープメディアの役割は以下に示す通り、ほぼ終わっていると考えられます。
(1) ファイナルプロテクションではオンラインでの一貫性バックアップがいとも簡単にとれます。テープメディアの場合は、データベースをサスペンドしてからテープへのバックアップ完了までに発生した更新のログがとられ、リストア時にそれらを反映させるロールバック処理が必要ですが、ファイナルプロテクションは、ほぼ瞬時にバックアップが完了しますのでロールバックの手間と時間は必要ありません。
(2) バックアップソフトは不要です。バックアップを取りたいタイミングで手動でミラーを切り離すか、切り離し(デタッチ)のコマンド(DLL)をアプリケーションから発行するだけです。
(3) リストアは不要です。万一の場合はバックアップに付け替えるだけで即データにアクセスできますのでリカバリ時間が劇的に短縮されます。
(4) できる限り迅速に行う必要があるリカバリを考慮して、より頻繁に実行したいバックアップですが、テープメディアの場合はバックアップにかかる多大な時間と、バックアップ中のデーベースパフォーマンス低下の問題を抱えており、大幅な改善の余地は残されていません。
 
Q2 スナップショットによるバックアップとの相違を教えてください。
A2 スナップショットも見かけ上は一瞬でバックアップがとれますが、そのタイミングで実データがバックアップされるわけではなく、バックアップとして有効にするには、そこからテープなど他のメディアに実データを移しかえる(コピーする)必要があります。これに対してファイナルプロテクションは実データが一瞬でバックアップされます。
 
Q3 性能と信頼性はどうですか。
A3 ファイナルプロテクションのストレージとしての方式はRAID1、デュアルRAID1、RAID10(ストライプミラー)の3通りありますので要件にあわせて使い分けてください。いずれもSCSI-IDEブリッジにより安価なIDEドライブが使用できます。
(1) RAID1:標準で2ユニット搭載されているミラーユニットを個別に扱うことができます。性能は単体のハードディスクと同等以上です(Ultra320ホストアダプタとの組み合わせでIDE-RAID5に匹敵する実効性能を発揮します)。
(2) デュアルRAID1:2つのミラーユニットをホストアダプタでさらに2重化します。バックアップのために各ユニットの一方を切り離してもミラー状態が保持されるので無人でのバックアップに効果的(安全)です。性能はRAID1と同等です(2重化したことによる性能低下はありません)。
(3) RAID10(ストライプミラー):2つのミラーユニットをストライピングすることにより高速性と安全性を両立させることができます。最速です。
 
Q4 具体的なメリットについて説明してください。
A4 バックアップ/リストアに要する時間が劇的に短縮されます。バックアップはデータベースの整合をとるために必要とする時間だけの中断で済み(数秒〜)、リストアはバックアップメディア(HDD)に付け替える時間だけです(数分〜)。バックアップは、それ自体目標ではなく、リカバリ(リストア)の手段ですから、そのリストアがスムースに、しかも確実に行われることがもっとも重要です。
 
Q5 メリットは時間だけですか。
A5 バックアップ/リストアに要する時間が短いということは、すべての面で有利に影響します。たとえば時間が短くてすめばこれまでより頻繁にバックアップを取ることができ、その分障害からのリカバリはすばやく、しかもより確実にできるはずです。もうひとつ見逃してはならないことはバックアップ担当者への負担です。ともすればバックアップの重要性が軽視されがちなわが国においては、本来の業務とは別にバックアップを兼務させられることが多いと予想されます。そうした中で毎日バックアップ業務を確実に遂行するには相当の労力と精神的負担がのしかかってきます。ファイナルプロテクションならソフト不要で、しかも瞬時にバックアップが取れますから負担は激減します。また接触型、開放型メディアであるテープメディアと非接触、密閉型メディアであるHDDとの信頼性と性能のちがいは歴然です。バックアップは保険ですから、いざというときに間違いなく保険が下りてくれなければ何もなりません。バックアップは正常にとれたけれども、リストアができない(まさに保険金不払いの事態)などということは絶対にあってはならないことです。操作の面でも簡単かつ直感的です。障害発生時は緊張のあまり思考、判断が鈍りがちで、ただでさえ難しい復旧作業が頓挫しがちです。しかも手順を間違えたらさらに傷を深くしかねません。ファイナルプロテクションなら、ソフトウェアの操作が不要で、しかもマニュアルに従った単純、かつ直感的な機器操作で確実に復旧作業が進みます(詳細な資料:PDF 1,840,631Byte)。
 
Q6 アーカイブユニットの使い道を教えてください。
A6 第一にバックアップをここに移してテープメディアなどへの二次バックアップをとることができます。本機と手持ちのバックアップ用機材をあいているPCに接続して自由にバックアップをとってください。このバックアップは災害発生時の最後の復旧手段ともなりますから、不足(瑕疵)のないよう充分吟味して行ってください。ファイナルプロテクションによる日常のバックアップとは別の場所に保管するという配慮も必要でしょう。
第二にバックアップを取得したHDDの複製を取ることができます。テープメディアとちがって、ファイナルプロテクションにより取得されたバックアップは、それ自体がHDDとして読み書きされるので、復旧時に手違いがあってはやり直しがきかないからです。復旧時に複製をとってから使用するということもできますが、ここであらかじめ複製をとっておけば速やかに復旧作業ができて、しかも安心ということです。なお、このアーカイブスロットでの処理はホストコンピュータ(オンライン側)とは完全に独立して行われますので、バックアップウインドウの制約や、インパクトを心配する必要はありません。
 
Q7 デュアルアクセスコントローラというのは何ですか。
A7 ファイナルプロテクションにより取得されたバックアップは、アーカイブスロットに取り付けた場合もHDDとして読み書き可能です。二次バックアップ用のPCが切り離されていれば何も心配はないのですが、接続されている場合は、そのままでは誤操作などで書き込みができてしまい破損する危険があります。これを防ぐために書込み禁止にするのがこのコントローラの役割です。アーカイブスロットに取り付けられたHDDは、大容量リムーバブルメディアとして認識され、デフォルトでは読み込みのみが可能となっています。これを読み書き可能とするにはドライブの取り外し(Eject)操作を行います。この「読み込みのみ/読み書き」の二つのアクセスモードの切り替えを可能にするコントローラです。
 
Q8 データの消失がビジネスに及ぼす影響というのはどの程度のものなのでしょうか。
A8 1例として米国のある調査機関が、USA Fortune1000社の多数の企業を調査した結果、システム停止の原因の26%がハードディスクにあり、これと同じ割合(26%)でソフトウェアが原因となっていました。ソフトウェアのほとんどはデータにかかわっていますから、実にシステム停止の半数以上がデータおよびハードディスクが原因になっていることになります。さらに驚くべきことに、別の調査会社によれば、地震、火災、洪水などの災害にあった会社の半数近くが1年以内に倒産もしくは廃業に追い込まれていました。その原因の一つはデータの消失から復旧できず、ビジネスを回復できなかったことにあるということです。こうした統計を待つまでもなく、まだ記憶に新しい国内の強い地震発生や、つい最近の地球規模での巨大な地震災害を目の当たりにすれば、データ消失の危険は他人事ではなく、緊急を要するといっても大げさではないはずです。データを消失からどう守るかは、もはや担当の1部門の責任ではなく、企業経営の根幹にかかわる問題なのです。
 
Q9 D2Dモデルについて説明してください。
A9 ファイナルプロテクションは、これまでD2D2T(Disk to Disk to Tape)モデルのみでした。このD2D2Tモデルは一次バックアップ(D2D)のほかにテープなどへの二次バックアップのための機能(2T)を搭載しているため比較的高価です。しかし実際には二次バックアップは二の次という状況が一般的であるという現実にあわせて、二次バックアップは別途手段で行うことを前提とし、瞬間バックアップの機能だけを持たせたD2Dモデルをご用意しました。